肥満は過食や運動不足、遺伝的な素質によりなってしまいますが、体脂肪が正常な状態よりも体脂肪が過剰に蓄積した状況にあるため、様々な病気の引き金になったり、病気を合併してひどくしてしまう可能性があります。
その中でも肥満と密接に関わっている病気の1つが生活習慣病です。
生活習慣病は高血圧や糖尿病、脂質過剰症の3つが代表的ですが、どれも過食や運動不足、休養不足、過度な喫煙や飲酒が原因とされています。
生活習慣病と肥満の原因は同じものが多いですし、生活習慣病を患っている人の多くが肥満であることから、そのために密接に関わっているといえます。
また2つには自覚症状がほとんどないため、危険な状態になるまで気づかないという共通園があります。
気づいたときには、命にかかわるような状態になっていることも珍しくないので、普段から肥満にならないように生活する必要があります。
また肥満と密接な関係がある生活習慣病を患っている場合には、命にかかわる癌や心筋梗塞、脳こうそくなどを引き起こしやすい特徴があります。
命のかかわる病気の発症リスクを抑えるためにも、肥満改善に真剣に取り組む必要があります。
肥満改善は、生活習慣病にならないように改善する方法と同じことをすればいいでしょう。
体重を減量するために食べる量を減らし、脂っこいものや味付けの濃いものを避けて、三食バランスの取れた食事をとることは大事です。
喫煙や飲酒も控えるようにするといいでしょう。
そして定期的な運動が必要になります。
いきなり走ったりするよりも、少しずつウォーキングの時間を増やしたり、ストレッチを欠かさないようにすることで、筋肉がついて新陳代謝も高まり、無駄な脂肪を取り除くことができます。